コラム

2019年2月8日
アパレル業界では常識?上代・下代(じょうだい・げだい)って何のこと?


今日のコラムはムッシュが担当しています。
さて、上代・下代(じょうだい・げだい)という用語を聞いたことがありますか?
この用語は、アパレル業界の方とお話しすると頻繁に出てくる用語ですが、お客様の前では使わないという暗黙の了解があるので、一般的な名詞とはいえません。

上代とは値札に書かれる価格のことです。これに対して下代とは小売店や販売会社が仕入れる時の価格を言います。
もう一つ「掛け率」という用語があるのですが、これは上代に対する下代の割合のことで、これが低ければ低いほど小売店は儲ける余地が大きいといえます。

実際の利益はそこから販売にかかる経費を差し引くので、まるまる利益になるわけではありませんが、販売者は儲けの源泉なので、仕入れの交渉は重要ですね。

お客様の前では使わない約束でも、上場している企業は株主に対して利益が出る構造を示さないと投資をしてもらえないので、これを損益計算書で明らかにしています。
売上高のすぐ下に売上原価と記載されているのが、簡単に言ってしまえば下代を集計したものといえるでしょう。

先日、ZOZOの前澤社長が、twitterでこの原価を公表してしまったと話題になり、暗黙の了解を破ってしまったことが都合が悪いと思ったのか、twitterをしばらく休みますと宣言したことで株価が急騰しました。

しかし、個別企業は上代下代を公表はしませんが、先ほど述べたように損益計算書にはきちんと内容が書かれています。

2017年度の商品取扱高は2705億43百万円(これが販売できた商品の値札の合計金額)、売上高は984億32百万円(これが販売手数料)、売上原価79億46百万円(これが仕入原価)です。

いかがでしょうか?
高級ブランドといわれる商品も原価といわれるとそのイメージが崩れてしまうというのがよくわかります。
すでに上場廃止になっているスターバックスコーヒーですが、やはりコーヒーの原価を見れば、イメージが変わるかもしれませんね。

しかし、消費者は得られる効用に対して対価を支払うので、満足が得られていれば、それが妥当な価格ということが言えるのです。
ブランドが大きな利益を生み出すということを数字で示せばこういうことになるのですね。

ZOZOの前澤社長がTwitterに戻ってくるのはいつになるでしょうね。

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